「変わりたいのに、変われない」
そう言ったお悩みを解決に導く
カウンセリングルームーComfort heart
心理カウンセラーの峠素子です。
考えすぎる性格を、つらいと感じている人はいませんか?
「考えすぎてつらい」シリーズ一回目は、
考えすぎると問題が深刻化し、毎日が不安・緊張で一杯になってしまうといった記事を書きました。
二回目は「考えすぎるつらさ」を、強みに変えていくための2STEPをご紹介しました。
今回は、「考える」行為自体に、変化を促すアプローチ方法を記事にしてみました。
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「考えるべき内容」か「考えても意味がない内容」かの仕分け
考えるべき内容か、考えても意味のない内容かは、
身体の感覚で分かるかもしれません。
考えるべき内容だったら、
考えすぎても、つらくはなりません。
例えば
・過去の振返りからの改善策
・経験を基にした戦略的思考
・未来の楽しい想像
考えることで良い方向に発展していくことは、心行くまま、考えてください。
では、
考え続けても意味がないことは、なんでしょうか。
それは、考えていると、つらくなる内容、
例えば・・・
・人の気持や言動の意味(大抵、悪い方にしか考えてない)
・イヤな過去・自分の言動の反省会(いくら考えても、変えられない)
・分かるはずもない未来の不安
・自分を責める内容
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これらのことは、考え続けても消耗しかしないので、
考えていることに気づいたら、自分でストップをかけ、
次に説明する、方法を試してみてください。
「考える」+「書き出す」をセットに!!
「考える」とは、頭の中で、言葉を使って行うものです。
ただ、頭の中だけで考えると、グルグルと行っては戻りになってしまうので、
何の発展も解決もせず、考え続けてしまうのです。
(なんなら、悪い方へ螺旋状に落ちていく感じ…)
なので、まずは、紙とペンを用意してください。
どうでもいい、雑多なことを考えてる時は、使い捨ての裏紙、破り捨てられるノート。
考えるべきこと、読み返す必要があることは、手帳や専用ノートがいいですね。
紙とペンを用意したら、
頭で考えていることを、一気に全部、書き出してください!!
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この書き出すという行為の良い所は、
①頭の中でグルグル流れるものを、外に出し、固定化&客観視できます。
②頭の中で考えるより、書く方がスピードが落ちるので、思考が落ち着いてきます。
考えるべきことでしたら、
考えがまとまってきたり、どうすべきかの発展性のある内容に変わっていきます。
また、どうでもいいこと、雑多なことは、
ノート1~2ページほどで、出し尽くすはずです。
これは、頭の中にたまった、汚水を処理するようなものです。
書き終わったノートを見ると、
「これだけ、どうでもいいことを考えてたんだな、そりゃ疲れるわ」…と、
笑えるくらいの余裕がうまるかもしれませんね。
考える前後の行動を変える
「考える」行為から、離れることも、有効です。
考えても意味のないことを考え、消耗するぐらいなら、「考えない」方が、ましです。
ここで誤解しないで欲しいのは、
「考えない」は「無になる」ことではありません。
無の境地は仙人レベルなんで、そこは目指さないでください。
やって欲しいことは、
考える代わりの行為をしながら、
そこに意識を向けてください。
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例えば、
・散歩に行って、五感で感じることだけに意識を向ける。
・テレビの内容に集中。
・家事を丁寧に、意識しながらする。
・ストレッチやヨガをしながら、体の伸び、呼吸に意識を向ける。
・運動をする。
思考しないで、「今、ここ」といった状態です。
ちなみに、私は、考えすぎる時、散歩に出て、自然との一体感に浸ることが多いです。
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けれど、歩きながらも考え続けている…ことも少なくありません。
そんな自分に気づいたら、早歩き・ランニングしています。
心拍数が上がると、きつすぎて、思考にエネルギーが回らず、何も考えられなくなります!
この「考えることから、はなれる」を習得できると、
自分のコントロール感覚がうまれます。
考えすぎるその前に、映画やドラマを見始めたり、
さっさと寝てしまうという、色々な選択肢が取れ始めますよ。
まとめ
「考えすぎる」という悩みに、
「考えすぎるな」といったアドバイスは逆効果です。
必要なのは、「考えすぎない方法」です。
私自身が、小学校の頃から、家族・先生・友人に「考えすぎ」と言われ続け、深く傷つき、
「考えすぎる自分が悪い」という呪いを自分にかけてきた経験があります。
ですが、考えすぎる能力を殺すのではなく、強みに変えたら、
私は自分のことが好きになり、環境も生活も一変してきました。
苦しんでいる私の為に「考えすぎるな」とアドバイスしてくれた人達に、感謝と共に、
「考えすぎる能力のおかげで、私、幸せになれたよ」と伝えたいです。
そして、私のように、考えすぎでつらいと思っている人には、
「やり方さえ身に着ければ、大丈夫!」とお伝えしておきます。
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