「変わりたいのに、変われない」
そういった悩みを解決に導く
内向型・HSP専門カウンセラー
とうげもとこ です。
自分の中にある、
怒りの感情・他人への批判・ジャッジ癖などで
苦しんでいる人はいませんか?
前回、30年間、怒りに翻弄された私の経験を記事にしました。
「怒り」との付き合い方が変わると、
自分裁きもなくなり、
エネルギーの消耗もなくなり、
穏やかな人生へとシフトしていきます。
今日はその「怒り」を、
理屈の面から、理解していこうと思います。
怒りを理屈で知ると、
怖いもの・嫌な物といったネガティブなものから、
案外「可愛いな」と思えたりするかもしれません。
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あなたは、一次感情と二次感情という言葉を知っていますか?
一次感情とは、
何か出来事が起こった時に最初に感じる感情。
二次感情とは、一次感情の次に感じる感情ですが、
一次感情を隠すために出てくる感情
一次感情が溜まった結果の感情と、言われています。
具体的にいうと、
一次感情とは、不安・寂しさ・悲しみ・惨めさ・つらさ・悔しさ・落胆
など、非常に弱々しい感情で、
自分でも直視したくない感情です。
なので、一次感情が大きければ大きいほど、
二次感情もスピーディーに、大きく発動されます。
この二次感情の代表選手が「怒り」です。
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つまり、二次感情の怒りの裏には、
必ず一次感情が存在しています。
例えば…
接客態度が悪いと、店員さんを怒鳴り散らす人。
この人の一次感情は、なんでしょうか?
・自分が軽く扱われた・バカにされたという惨めさ。
・プライドを傷つけられて、ショック。
・自分が損してしまうかもという不安。
我が子をつい強く叱責してしまう、お母さん。
この人の一次感情は、なんでしょうか?
・疲れてる私を労わってくれない状況のつらさ。
・子供次第で、自分の母親(人間)としての評価が下がると言う恐怖。
・子どもがちゃんとしてないと、イジメられるかもという心配。
・子どもの将来への不安。
感情は、出来事が起こってから、
1秒未満で一次感情から二次感情「怒り」と移行し、
沸き上がってきます。
その瞬間には気づけないかもしれませんが、
少し冷静になった時に、
自分の一次感情を見てあげられるといいですよね。
そして、そのナイーブで、デリケートな一次感情を、
嫌わずに、自分でケアをしてあげて欲しいです。
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次に、
怒りは、自分が大切にしているものが、
危険にさらされた時に感じるといわれてます。
大切にしている物とは、
物質的な物や身体だけじゃなく、
目に見えない物、
例えばプライドや肩書といったものまで含まれます。
子どもの頃は、
大事な玩具を取られた、叩かれたなど、
単純なことかもしれません。
ですが、大人になると、
プライドを傷付けられた
肩書が脅かされる
愛する我が子を傷つけられるなど、
より複雑になってきます。
あなたの怒りは、
あなたが自分の大切なものを守りたい結果です。
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以上、理屈の面で「怒り」を見てみました。
怒りは、
自分の弱々しい一次感情を、
自分に気づかせないための、反応です。
怒りは、
あなたの大切な物を守るための反応です。
こう見て行くと、怒りは、
悪いものじゃないですよね。
むしろ、あなたの為に発動される、
大切な感情なんですよね。
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ですが、怒りは、
相手も、自分も傷つけてしまうことがあります。
そして、怒りでは、
大切な物を、真に守ることができません。
なので、次回は
今まで怒り一択だった
思考パターン・行動パターンを変えていく方法
をお伝えしようと思います。