怒りの感情② 怒りを理解して、嫌な物から可愛い物へ…


「変わりたいのに、変われない」
そういった悩みを解決に導く
内向型・HSP専門カウンセラー
とうげもとこ です。


自分の中にある、
怒りの感情・他人への批判・ジャッジ癖などで
苦しんでいる人はいませんか?

前回、30年間、怒りに翻弄された私の経験を記事にしました。

「怒り」との付き合い方が変わると、
自分裁きもなくなり、
エネルギーの消耗もなくなり、
穏やかな人生へとシフトしていきます。

今日はその「怒り」を、
理屈の面から、理解していこうと思います。

怒りを理屈で知ると、
怖いもの・嫌な物といったネガティブなものから、
案外「可愛いな」と思えたりするかもしれません。


あなたは、一次感情二次感情という言葉を知っていますか?

一次感情とは、
何か出来事が起こった時に最初に感じる感情。

二次感情とは、一次感情の次に感じる感情ですが、
一次感情を隠すために出てくる感情
一次感情が溜まった結果の感情と、言われています。

具体的にいうと、
一次感情とは、不安・寂しさ・悲しみ・惨めさ・つらさ・悔しさ・落胆
など、非常に弱々しい感情で、
自分でも直視したくない感情です。

なので、一次感情が大きければ大きいほど、
二次感情もスピーディーに、大きく発動されます。

この二次感情の代表選手が「怒り」です。


つまり、二次感情の怒りの裏には、
必ず一次感情が存在しています。


例えば…

接客態度が悪いと、店員さんを怒鳴り散らす人。
この人の一次感情は、なんでしょうか?
 ・自分が軽く扱われた・バカにされたという惨めさ
 ・プライドを傷つけられて、ショック
 ・自分が損してしまうかもという不安


我が子をつい強く叱責してしまう、お母さん。
この人の一次感情は、なんでしょうか?
 ・疲れてる私を労わってくれない状況のつらさ
 ・子供次第で、自分の母親(人間)としての評価が下がると言う恐怖
 ・子どもがちゃんとしてないと、イジメられるかもという心配
 ・子どもの将来への不安


感情は、出来事が起こってから、
1秒未満で一次感情から二次感情「怒り」と移行し、
沸き上がってきます。

その瞬間には気づけないかもしれませんが、
少し冷静になった時に、
自分の一次感情を見てあげられるといいですよね。

そして、そのナイーブで、デリケートな一次感情を、
嫌わずに、自分でケアをしてあげて欲しいです。


次に、
怒りは、自分が大切にしているものが、
危険にさらされた時に感じるといわれてます。

大切にしている物とは、
物質的な物や身体だけじゃなく、
目に見えない物
例えばプライドや肩書といったものまで含まれます。

子どもの頃は、
大事な玩具を取られた、叩かれたなど、
単純なことかもしれません。

ですが、大人になると、
プライドを傷付けられた
肩書が脅かされる
愛する我が子を傷つけられるなど、
より複雑になってきます。

あなたの怒りは、
あなたが自分の大切なものを守りたい結果です。


以上、理屈の面で「怒り」を見てみました。


怒りは、
自分の弱々しい一次感情を、
自分に気づかせないための、反応です。


怒りは、

あなたの大切な物を守るための反応です。

こう見て行くと、怒りは、
悪いものじゃないですよね。


むしろ、あなたの為に発動される、
大切な感情なんですよね。

ですが、怒りは、
相手も、自分も傷つけてしまうことがあります。


そして、怒りでは、
大切な物を、真に守ることができません。

なので、次回は
今まで怒り一択だった
思考パターン・行動パターンを変えていく方法
をお伝えしようと思います。

友だち追加