怒りの感情③ 怒りの取り扱いを知ると愛や感謝を感じる

熊本市にある カウンセリングルーム comfort heart
心理カウンセラー 峠素子です。


自分の中の怒りの感情に、翻弄され、苦しんでいる人はいませんか?

今回で、怒りシリーズも③になりました。
怒りの感情①では、30年間怒りに翻弄された私の経験の話しをしました。
怒りの感情②では、怒りの仕組みを、理屈で説明して、怒りは嫌な物じゃないということをお伝えしました。


今日は、
怒りの扱い方&そのステップを記事にしていきます。

怒りの扱いを知ると、
思考パターンも、行動パターンも変わって、
生活に変化を感じるようになります

そして、何よりも嬉しいことは、
怒りの扱いを知ると、
感謝や愛が、心の底からわくようになるんです。



クライアントさんと普段接していて、
HSPや内向型の人で、怒りを直接相手にぶつける人は、少ないように感じます。
(簡単に言うと、喧嘩っぱやい人)

どちらかというと、
怒りをぐっと抑え込み、我慢するか
怒りを感じないようにしたり、
なかったことにする人。

よくあるパターンとしては、
 「上司に腹が立つけど、助けてもらうこともあるし…」
 「親が憎いけど、両親のおかげで今があるし…」
 「育児でイライラしちゃうけど、我が子に対してそう思っちゃいけない…」
 

この、怒りと感謝・愛を混同し、相殺しようとすると、
葛藤が起こり、非常に苦しみます。

もし、あなたが、相手に心から感謝や愛を感じたいなら、
怒りとは、切り離してください。

なぜなら、感謝や愛は、怒りが消えた後に、
心から湧いてくる感覚
なんで、
頭で考えて、相殺して、
「感謝の方が多いので、感謝採用~」とは、ならないんです。

なので、怒りは、最初に、
怒り単独で処理することが大前提です。

怒りなどネガティブな感情は、感じれば感じるほど、解放されていきます。

そして、感謝や愛と言った、ポジティブな感情は、感じれば感じるほど大きくなります。


では、次は、その怒りの取り扱い方を、
まずは、ステップごとに簡単に見て行きましょう。

STEP1 怒りを正面から感じあげる

  • 怒りを怒りとして、思い切り感じてあげます。
  • ネガティブな感情は、感じきると、解放され、冷静になっていきます。

STEP2 怒りの元になる一次感情を見て、寄り添ってあげる

  • 怒りの元に隠された、自分の弱々しい感情を見てあげます。
  • この一次感情を無視してると、後から大爆発が起こるので、大事なステップです。(一次感情についてはこちら

STEP3 怒りの理由を、自分に質問してあげる

  • 怒りは、自分が大切にしている物を守りたい時に感じます。
  • なので、自分自身に「何を守りたいかったの?どうしたかったの?」と、質問をしてあげます。

STEP4 自分の為に、行動してあげる

  •  STEP3の質問の回答を元に行動をして、自分を安心させてあげましょう。
  •  安心に包まれた状態に慣れてくると、怒りを感じる頻度が減っていきます。

ステップの流れ、全体像は、なんとなく分かりましたか?

もしかして
「こんなに行程があるの~」と、
感じた方もいるかもしれません…

ですが、怒りを丁寧に見てあげると、
潜在意識が防衛の姿勢を取らなくていいので、
怒りを感じることが減ってくるんです。

つまりは、急がばまわれです!!

ちょっと漠然としていて、具体的なことが分かりずらかったかもしれません。

次回は、この4ステップを、それぞれ解説し、具体的なやり方を伝えていきますね。

 

 

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