「変わりたいのに、変われない」
そう言ったお悩みを解決に導く
カウンセリングルームｰComfort heart
心理カウンセラーの峠素子です。
考えすぎる性格を、つらいと感じている人はいませんか？
人って考えすぎると、思考の幅（視野）が狭くなり、そこに執着している状態に陥ります。
なので、自力で思考の修正ができなくなり、益々つらくなるという悪循環がうまれます。
例えば、職場で同僚とすれ違う時、「お疲れ様です」と挨拶したのに、
不愛想に、軽く会釈されただけ、という出来事が起こったとしましょう。
多くの人はその態度をなんとも思わないか、「ん！？」程度で終了なんですが、
内向型・HSPの人は、そういった些細な出来事に、反応しやすいです。
最初は「なんか、よそよそしいな…」くらいの印象だったけれど、
いつの間にか「私、何かしたかな？」と、ベクトルが自分に向き、
【考えすぎ】の渦にハマってしまいます。
「私のあの言動がいけなかったのかな」と、原因探しがはじまり、
最後には「私は嫌われてるんだ」と、驚きの着地点になっていたり…
けれど、冷静に考えてみてると、
同僚のその言動に、あなたが原因となってる可能性は、ほぼないと分かります。
同僚は、仕事の段取りで頭が一杯だったかもしれません。
家族とのトラブルで、朝から機嫌が悪かったかもしれません。
元々人見知りで、不意に声をかけられ、戸惑っただけかもしれません。
けれど、考えすぎの人は、
「自分に問題がある」という妄想に執着がおき、
視野が狭くなり、問題が深刻化していくのです…
視野が狭くなり、なにが起きても「自分が悪い」フィルターがかかってしまうと、
毎日が不安・緊張で一杯一杯になってしまいます。
自分のできていることに気が付くこともできないし、
味方になってくれる人も敵に見えてしまうし、
ポジティブな出来事に反応する力もなくなってしまい、
ネガティブ一直線で、うつ病にまでなりかねません。
昔の私は、考えすぎで、
どんなことでもネガティブに変換してしまい、
すぐに自意識過剰に陥る視野の狭さでした。
そのせいで頑張る方向性を見失い、
ずいぶんと遠回りしてきたなと感じます。
（遠回りしたおかげで、カウンセラーという仕事に結びついたので、結果オーライなんですが）
では、考えすぎのつらさを克服できた私が、
「考えすぎは無駄なので、考えるのをやめましょう！」と言うかといえば、
そうは言いません。
それは、まわりからの「考えすぎだよ」のアドバイスに、
私自身が泣きたくなるくらい傷ついてきたからです。
私の場合、「考えすぎる自分が嫌いだ」
「考えすぎなのは分かっているけど、止められないんだ！」が、
悩みの種でもあったからです。
実際、内向型・HSPの考えすぎは、
生まれつきの脳の機能なので、治る・治らないのものではありません。
けれど、「考えすぎ」とは「深い思考力」と言い換えが可能です。
深い思考力をネガティブに使うと病みそうになりますが、
ポジティブに活かせば、何も問題なしなんです！
なので、次回は、
考えすぎの対処法を、お伝えしていきます。
【考えすぎ】を【深い思考力】に言い換え、
あなたの成長のチャンスに変えていきましょう♪
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