【HSP・内向型】「優しくできない」と悩む人に伝えたい、この事実

「変わりたいのに、変われない」
そういった悩みを解決に導く
カウンセリングルーム -comfort heart(@熊本)心理カウンセラーの峠素子です。


HSPや内向型さんのご相談を受けていると、「人に優しくできない」と、自分を責め、涙する人がいます。

カウンセラーの立場からその姿を見ていると、「人に優しくできない、お前はダメだ!」と、自分で自分を責めていることが分かります。


本当に人に優しくできる人は、前提として自分に優しいです。

自分に優しくできるので、ポジティブなエネルギーが溜まり、結果、人に優しさを分け与え続けることができます。

優しさの循環ですよね。


逆に、自分に優しくしてない人は、自分で自分をいじめてるので、良いエネルギーがわきません。

エネルギーがないのに、人に優しくしようとするので、無理が出ます。

無理が出るとどうなるかと言うと、優しさの元となる感謝や慈しみの気持がわかず、表面的で、形だけの優しさになり、ネガティブなエネルギーが増えていきます。(イライラしたり、疲弊したり、不安になったり)

ネガティブな状態で人に優しくしようとしても、できるわけないので、「人に優しくできない…」「私の優しさは偽善的だ…」と、悪循環まっしぐらです…。


ちなみに、私が生きることに絶望していた時は「自分に優しく」など、微塵も思っていませんでした。

一人反省会で自分を責め、「もっと頑張れ」「もっと人の役に立て」とスパルタでした。

自責&スパルタになる要因は、気質・親との関係・環境と色々あったと思いますが、私的には道徳教育も一つの要因だったかなと感じています。


私たちは、幼い頃から「人に優しく」という道徳心を刷り込まれています。

昔話や絵本でも「人に優しくできる人は幸せになり、意地悪な人は不幸になる」と言ったストーリーは繰り替えされます。

小さい頃からビビリだった私は、舌切り雀の意地悪ばあさん、花咲か爺さんの意地悪じいさんが不幸になる様を見て、「絶対に優しい人間になろう」と心に誓いました。

小学校に行っても「人に優しく・思いやり」といったことを何度も言われるので、「人に優しくすること」を疑うことすらしませんでした。

けれど、心の学びをしていくと「人に優しく・思いやり」の教訓は、「自分が、自分が」に偏り、人を傷つけてしまう子への戒めの言葉だったことが分かりました。

実際、小学生の私は自分が我慢してでも人に優しくし、思いやりを持って行動するべきだ」と解釈してしまい、自己犠牲を優しさと勘違いし、大人になってしまいました。

多くの人が、自分を犠牲にしてまで、人に優しくしていないことを知った時の衝撃は今でも忘れません。(そして、そういった人の優しさは、偽善じゃなく、本当に優しいのです)


だからこそ、今、人に優しくできないと悩んでいる人には、知って欲しいです。

自分を犠牲しながら人に優しくすることは、不可能です。

受け取った優しさが、あなたの犠牲あっての物だったと知ったら、相手も幸せにはなりません。

この価値観が受け入れなかったら、「自分を犠牲にしてまで、人に優しくしなくていいんだよ。そんなことできないよ」と、何度も自分を抱きしめて、教えてあげてください。

あなたの大事なエネルギーを、全部、人の為に使ったらダメですよ!!


「人に優しくできない」と悩む心優しい人、「自分に優しくとか、分からない」と思う頑張り屋さんは、まずはお試しカウンセリングをお申込みください。

あなたが安心していることが、まわりの人や社会と調和する第一歩です。

そんな世界観を、一緒に探っていきましょう♪

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