「変わりたいのに、変われない」
そう言ったお悩みを解決に導く
カウンセリングルームーComfort heart
心理カウンセラーの峠素子です。
2024年になりました。今年もどうぞ、よろしくお願いします。
みなさまは、どのようにお正月を過ごされたでしょうか。
今年の元旦は、能登半島地震・物資を運ぶ飛行機の事故と、とても衝撃的な事象からはじまりました。
まずは、被害に遭われた方、そのご家族、関係者の方々の痛みが一日でも早く癒されるよう、お祈り申し上げます。
今回の地震関連の出来事で、強いショックを受けた方も多いと思いますし、私もその中の一人です。
カウンセリングをしていると、カウンセラー = 心が強い人 と誤解してる人が多いなと感じますが、カウンセラーにも色々なタイプの人間がいます。
私は、心理の勉強を深めても、不安は感じやすいし、突発的な出来事に動揺しやすい人間です。
ただ、内観が得意で、自分が不安を感じていることにすぐ気付け、
カウンセラーとして、その不安や動揺への対処法を色々知っているので、
早く抜け出せるから、問題になってないといった感じです。
ですが、今回の震災や飛行機事故は、動揺から抜けるのに時間がかかりました。
その時の自分の心の反応を振返ったので、私と同じように、動揺が大きかったいう方の参考になればと記事にしてみます。
私は元日、家族からのLINEで地震を知り、テレビをつけたのですが、
アナウンサーの津波への警戒を呼び掛ける声で、頭真っ白、身体が固まりました。
身体を動かすことができず、呼吸も止まっている自分に気が付きました。
(職業柄、自分を俯瞰して見るスキルは染みついてます)
過去の経験から「このまま無防備にこの映像に対峙すると、私が精神的に危ないな」と分かりました。
私がいる熊本には影響はなく、今すぐ私にできることもないと分かったので、
気にはなりますが、テレビを消し、スマホも一度わきに置いて情報を遮断し、
深呼吸を意識しながら、子どものゲーム画面を眺めていました。
ニュースを見た瞬間の、私のパニック度を100だとしたら、二時間弱で70くらいに下がったな、という感覚です。
(感情を数値化すると、冷静さを呼び戻すのに有効です)
パニック度70くらいになると、身体のこわばりも減り、呼吸が少し深くできるようになり、自分をコントロールできる余裕ができました。
災害や事件が起こると、私は通常、祈りを捧げますが、その時は形ばかりの祈りで心が入っていきませんでした。これは、私の動揺が大きく、出来事に巻き込まれてる時の感覚です。
心の声に耳を傾けると、不安と恐怖の感情が強く出てたので、胸に手を当て「よしよし」と自分のケアを最優先にしました。
夕飯の準備をしている時も気は沈み、「被災してる人がいるのに、こんな平和に過ごして申し訳ないな」といった罪悪感が頭をよぎり、泣けてきます。
けれど、この瞬間、誰かが私を責めてる事実はどこにもなく、私が私を責めてしまう思考の癖でもあります。
(自分が弱っている時は、こういったネガティブな思考や、自責、自己卑下、自己否定は出やすく、あたかも、それが事実であるように感じてしまいます)
罪悪感を感じる私を、もう一人の冷静な私が「衝撃を受けたよね。悲しいね。怖いね。自分を責めちゃうね」と、ヨシヨシしながらケアすることを繰り返しました。
地震発生から7時間ほどたった就寝時には、私のパニック度も40程に落ち着きました。
けれど、被災者の方々に祈りをささげても心がついていけず、私ができる間接的支援を考える余裕は全くなかったのが事実です。
翌日もニュースは見ずに過ごし、かなり落ち着いた頃、飛行機事故が発生したので、昨日と同じく、情報から遠ざかり、日常を送ることを意識しました。
年始の親戚の集まりのお陰で、気が紛れはしましたが、被災地の人を思うと、気持が落ち込むを繰り返しました。
地震から三日目、少しずつ起こったことを受け入れることができ、ニュースや新聞の概要だけを見ることができました。
五日目、日常生活にほぼ戻れ、地震・事故の詳細まではまだ見れませんでしたが、日本地図の石川県・能登を中心にイメージし、祈りのエネルギーを循環させるイメージワークができるようになりました。
(出来事に巻き込まれてる時、私は感謝や祈りの気持がわいてこず、形だけのものになってしまいます。
感謝の念が自然にわいてきたり、心から祈ることができる時は、境界線が引け、自分軸な時です)
そして、十日目の今日、心の動揺はほぼなく、私ができる支援を考えたり、出来事を振返りこの記事にするなど、冷静に行動することができはじめています。
ほぼ見なかったテレビ・新聞・ネット記事を見れるようになっていますが、
報道は出来事を切り取って伝える媒体なので、悲劇的な面が強調されたり、ショッキングな映像が何度も出るので、動揺しやすい人はしんどいなと感じます。
情報から距離を取ることは、悪いことではありません。最初に自分の身を守らなければ、人を助けることはできないので、情報(特にテレビ)との距離感はご自身でコントロールしてください。
以上、今回の震災での私の心の動きを書き出してみました。
大抵のことは、一晩で落ち着くのですが、今回の震災は、動揺する期間が長かったです。
ただ、私の旦那さんは最初から動揺なく「被災者じゃないのに、どうしてそこまで落ち込んでるの?」と不思議がり、ストレス耐性や、思考の癖は人それぞれ違うんだということを、目の当たりにした出来事でした。
今回の震災を受け、感受性が強い、動揺しやすいと自覚する人は、報道から離れ、支援よりも自分のケアを大事にして欲しいと思い、この記事を書きました。
年明けのセッションでは、今日まで全員が地震への動揺、落ち込みをお話しされてます。
苦しくなるパターンしては、2パターン。
・情報を正面から受けすぎて、被災者の方と気持が同化してしまった方
・「被災者でもないし、大人だし」と、悲しみ・不安・恐怖などネガティブな感情に蓋をして過ごした方
被災地との境界線をなくしてしまったり、自分の中のネガティブ感情を無視すると、落ち込みが深くなる悪循環がはじまり、最終的に動けなくなってしまいます。
自分の心に寄り添うと、ネガティブ感情は小さくなり、余裕がうまれます。
余裕がうまれると初めて冷静な判断ができ、祈りを捧げる・支援するなど、行動を伴う善循環が始まります。
(被災地への祈りや支援をするもしないも、個人の選択で、正解はありません)
感受性の強い方・動揺しやすい方は、何かが起こった時、まずは自分のケアを優先することをゆるしてあげてくださいね。
お試しカウンセリングのご案内
*熊本市のカウンセリングルーム
*オンラインで全国、カウンセリング対応!
頑張る方向性を変え、無理なく幸せになるために、
ぜひ、お試しカウンセリングをご利用してみてください。
お試しカウンセリング 通常価格60分10,000円(税込)
↓
毎月先着5名様限定 特別価格60分3,000円(税込)
LINEからもお問い合わせ、お申込みできます。
LINE登録後、一言メッセージかスタンプを必ず送ってください。
こちらに通知がきますので、よろしくお願いします。