「変わりたいのに、変われない」
そういった悩みを解決に導く
内向型・HSP専門カウンセラー とうげもとこ です。
前回、
自分の意見が言えない人・言葉を呑み込む人は、誰も幸せにできない…
こういった記事を書きました。
自分の意見が言えない人は、自分が傷つきたくない、相手を傷つけたくないという気持ちが根底にあるかもしれません。
ですが、それは長い目で見ると、自分も相手も不幸にしてしまいます・・・
あなたが、自分の意見や気持をいうことは、自分にとっても、相手にとってもメリットがあることなのです。
「そんなこと分かってるけど、どう伝えたらいいんだよ!」と思う方もいるでしょう。
なので、今回は、コミュニケーションのテクニック【相手に自分の意見を伝える時のコツ&注意点】を記事にしてみました。
アイ・メッセージ
相手に自分の主張や要求や苦情を伝えるため、最初のステップは、伝える文章の骨格づくりです。
簡単に言うと、主語と述語の、主語!!
とても大事です!!!
相手に自分の気持を伝えたい時、アイ・メッセージという形を使っていきます。
アイ・メッセージとは、
主語が“I(私)”で、「私は〇〇」の形になり、自分の気持が素直に相手に伝わります。
逆に、伝わりにくい伝え方は、ユーメッセージと言って、主語が“YOU(あなた)”で「あなた」になっています。
ユー・メッセージは、自分の気持が隠れてしまい、本音が伝わりにくくなってしまいます。
例えば、相手に自分の話しを聞いて欲しい時・・・
ユー・メッセージ: 「ちゃんと、話を聞いてよ!」(あなたが、話しを聞いて)
アイ・メッセージ: 「あなたに話を聞いて欲しい」(私は、あなたに話を聞いて欲しい)
ほんの少しの差ですが、ユー・メッセージだと、指示・命令の意味合いが強くなって、相手に反発心を抱かせてしまいます。
逆に、アイ・メッセージだと、私の気持を素直に伝えられるので、相手も話の内容を受け取りやすくなります。
アクショントーク
相手に自分の気持を伝えたい時、「話しを聞いて欲しい」と、アイメッセージで伝えても、伝えただけで終わりになってしまうと勿体ないです。
相手にどうして欲しいのか、具体的に肯定的に伝えていきましょう。
例えば「私はあなたに話しを聞いて欲しい」と伝えても、相手が「聞いてるよ~」とスマホ見ながら答える状況もありえます。
相手としては、スマホ見ながらも、声は聞こえてるので、あなたの期待に応えてるつもりです。
だけど、話しを聞いて欲しいあなたとしては、その行為にモヤっとしますよね。
そんな時は、アクション・トーク!!
相手の「行動」にフォーカスしながら、要求・苦情を伝えて行きましょう。
例えば・・・(青字がアクション部分)
苦情:「話してる時に、あなたがスマホ見ていると、大切にされてない感じがして、(私は)悲しくなる」
要求:「だから、話しを聞くときは、スマホを見ないで、私の話しに集中して聞いて欲しい」
あなたの常識と、相手の常識は、どんなに近い関係でも、同じではありません。
同じ常識・同じ認識を持っていて、期待通りの行動をしてくれるという幻想は、捨てた方が楽です。
かといって、相手の常識・認識を我慢して受け入れる自己犠牲は、自分イジメです。
お互いの違いを知って、コミュニケーションでズレを埋めていくことを、目指しましょう。
あいまいな言葉・抽象語を避ける
相手に自分の気持を伝えてるつもりでも、あいまいな言葉を使っていることがあります。
ちゃんと聞いてくれると嬉しい。
早くやってくれると助かる。
もっと家事を手伝って欲しい。
これ、受け取り手としては「???」で、注意が必要です。
言いたいことは、具体的に伝えて行きましょう。
ちゃんと聞いて。 → 具体的「スマホを置いて、聞いて」
早くやってくれると助かる。 → 具体的:「今すぐ」「〇〇までに、終わるように」
もっと家事を手伝って。 → 具体的:「食器洗いは、あなたの担当でお願いしたい」
相手に自分の気持を伝えるコミュニケーションは、練習ありきで、練習するほどコツがつかめていきます。
伝え方のコツをつかむと、長文も、会話のキャッチボールなどテクニックとして、身についてきます。
自分を犠牲にせず、相手のことも尊重するためにも
・アイメッセージ
・アクショントーク
・曖昧語・抽象語を避ける
この3点をコミュニケーションな中で意識することは、忘れないでくださいね~。
※関連記事
カウンセリングでは、悩みの解決のため、コミュニケーションの練習をしていくこともあります。
対人関係が苦手な人。
コミュニケーション・会話が不得意な人。
人との距離感が分からない人。
そういった人は、問題が起こりやすいシチュエーションを再現して、会話の練習を繰り返すこともやっていきます。
もし、もっと詳しく聞きたい人がいらっしゃいましたら、是非、お試しカウンセリングご利用ください。