「私が悪い…」
「私が弱いせい…」
「私なんていなければ…」
こういった「すべて自分のせい…」の思いで苦しんでいる人いませんか?
この思い、自分に対する強い自己否定が前提になっているので、感じるとすごく苦しいですよね。
今日は、この「自己否定」についてお話ししようと思います。
まず、最初に結論を言っておきます。
「すべて自分のせい…」それは、真実ではありません。
あなたが作り出した、ファンタジーです!!
生まれてから成長していく過程で、そのファンタジーを信じ込み、囚われているのです。
人は誰しも自分の信念・価値観を持って生きています。
信念・価値観は、大体5~6歳の幼少期に決まります。
そして、その信念・価値観は普段、無意識の場所にあり、自分で気付くことなく、思考や行動に影響を与えています。
幼少期に、家庭環境が厳しかったり、内向型やHSPの気質が強くて、まわりから理解されにくい、集団生活で生きづらかった人は、非常に混乱した世界で生きることになります。
幼い子どもは、自分の気持ちを、うまく大人に伝えることはできません…
知識や経験が乏しいので、自分の目の前で起こっていることを、冷静に分析・判断するも、勿論できません…
そうなると、その子の世界は、更に混乱に満ちたものになってしまいます…。
そこで、幼い子どもは、混沌とした世界に秩序付けるために、1番簡単で、納得できる答えを信じ込んでしまいます。
それが「すべて自分のせい…」と言う理屈です。
幼い子どもは、この苦しさは「全て私のせいで起こっている」
そうやって、現実で起きている事と、自分の苦しさを紐付けて、理解し、納得していくのです。
お父さんが怒るのは、私のせい。
お母さんが分かってくれないのは、私のせい。
先生が怖いのは、私のせい。
友だちにいじめられるのは、私のせい。
友だちに無視されるのは、私のせい。
学校に馴染めないのは、私のせい。
混乱に満ちた世界で感じる生き苦しさは、「全て私が悪いから…」
1つの価値観・信念が出来上がっていくと、後はそれを強化していく人生になります。
大人になっても、生活の中で何かネガティブなことを感じると…
そう考える、私が悪い。
私のワガママのせいで、困らせている。
私が弱いからだ。
私の失敗のせいで、皆に迷惑かけている。
そうすると、言動も自己否定が前提になり、実際そのような状況を引き寄せ、生きづらさは増してしまいます…
ここまで読んでどう思いましたか?
大人になったあなたは、この「すべて自分のせいだ…」という極端な理屈のおかしさに、気づくことができると思います。
もしタイムマシーンがあって、このファンタジーを作り出した頃の幼い自分に会えるとしたら、あなたは、その子に何て言ってあげたいですか?
私も長年、強い自己否定のファンタジーに囚われて生きてきましたが、今、もし私が幼い頃の自分に会えるなら…
「あなたは何も悪くない」
そう言って、抱きしめてあげたいと思います。
強い自己否定をどう解放していくかは、人それぞれプロセスが違います。
だけど全員に共通して言える第一歩は、まず気づいてください。
あなたは何も悪くないんです。
もし、その強い自己否定を手放したいと考えている方はぜひ、心の専門家であるカウンセラーと話してみませんか?
1人でやると、やり方も分からず、不安が増すこともあります。
不安が増すと、続けられず、永遠に自己否定のファンタジーの世界で生きねばなりません。
カウンセラーが伴走できると、安心して取り組めて、自己否定から解放される時間も早いです。
「カウンセリングってどういうことをするのかな?」そう思った方は、ぜひお試しカウンセリングからお申し込みください。
ご予約は、どうぞ、こちらから。