人の態度が気になってイライラする理由|自分を責めなくていい心の仕組み

「変わりたいのに、変われない」
「生きてるだけで精一杯」--そんなあなたへ
ホッと力が抜け、
“自分の強み”を取り戻していくカウンセリングを行っています。

カウンセリングルーム -comfort heart(@熊本)
心理カウンセラーの峠素子です



人の言い方が気になる
態度が引っかかる
ちょっとした一言で、心がザワつく

「考えすぎないようにしよう」
「気にしないでいよう」

そう思っても、結局また、同じところでモヤモヤしたり、イライラしたりしてしまう。

こういった、どうにもならない感情を抱えることはありませんか?

人間関係が苦手な人ほど、人の嫌なところに目が向いてしまい、ザワザワする自分を、どうにもできないまま抱えていることが多いようです。

この記事では、人との関わりでザワザワするとき、自分の中で何が起きているのか、その揺れに巻き込まれにくくするコツをお伝えしていきますね。

私たちが人に対してモヤモヤしたり、イライラしているとき、意識はたいてい、こんなところに向いています。

相手の言い方
態度や表情
返事の仕方
空気の読み方

つまり、相手の行動や態度です。

このとき私たちは、目の前の人そのものではなく、その人の振る舞いだけを、強く見つめています。

行動や態度に意識が向くと、私たちの中では、無意識にこんなことが起きています。

それは失礼
それは冷たい
それはおかしい
そうすべきじゃない

判断し、意味づけし、ときには正そうとする気持ちも動き出します。

実は、私たちは相手ではなく、こういった自分の中で起きている評価や解釈に振り回されているのです。

この一連の流れが、モヤモヤやイライラを生み、心の疲れを強めていきます。

つまり、イライラの正体は、相手そのものではなく、頭の中で始まった判断です。

例えば、話している途中で、相手がスマホを見ながら「うん」「へぇ〜」と生返事をしたとします。

その瞬間、「ちゃんと聞いていない」「どうでもいいってこと?」「軽く扱われている気がする」といった思いが、次々と浮かんできます。

すると、「それは失礼だ」「その態度はおかしい」「ちゃんと向き合うべき」といった判断が立ち上がります。

さらに、「嫌われているのかもしれない」「私のことはどうでもいいのかもしれない」と、解釈が重なっていくこともあります。

その結果、相手に不満をぶつけて空気が悪くなったり、逆に、自分の中に溜め込んで落ち込んでしまうこともあります。

つまり、ケンカや落ち込みは、相手のせいというより、考えが止まらなくなった結果、起きていることなんです。

ここで、ひとつだけ視点の置きどころを紹介します。

イライラしているとき、相手を変えようとしたり、正しさを証明しようとする代わりに、
「今、私は相手をどう評価しているだろう?」と、自分の内側に意識を戻してみてください。

判断や意味づけの動きに少し距離が生まれると、相手の返事の仕方や態度は変わらなくても、心の中の引っかかりが、少しずつ静まっていくことがあります。

さっきまで強く反応していたことが、時間とともに、「あれ?もういいか」「どうでもよくなってきたな」と感じられるようになっていくかもしれません。

それは、相手に向いていた意識が少し離れ、判断や解釈に使われていたエネルギーが、自然と抜けていった状態です。

簡単に言うと、必要以上に、相手に巻き込まれない。
それだけです。

あなたは、人が嫌いでモヤモヤ・イライラしているのではなく、「人を見たときに起きる自分の反応」に疲れていただけなのかもしれません。

相手はそのまま。
でも、意識の向け先が変わることで、感じ方は少しずつ変わっていきます。

人間関係が楽になるとき、無理に性格を変える必要はありません。

変わるのは、自分がどこに意識を向けているか、それだけで大丈夫です。

人へのモヤモヤ・イライラしてしまうと、瞬間的に反応が出てしまい、なかなか抜け出せないのも事実。

知識だけの限界はあります。

そういった方は、カウンセラーの伴走の中で変わっていければ大丈夫です。

知っているから、分かる、できる、馴染むになるよう、一緒に前に進んでいきましょう。

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