マイナス思考をやめる3ステップ

前回、マイナス思考は性格ではなく、人間の「脳」の基本的な反応であることを説明しました。

マイナス思考は性格ではなくて脳だった

マイナス思考はいわば身を守るための、脳の「防衛」「防御」の反応です。

下の写真を見てください。

意識が身構えた状態で、身体も緊張し、神経も張り詰めているのが分かりますよね。

この状態では日常生活だけでも疲れ果ててしまうので、脳の防衛の型を解放していくことが大切です。

そのために必要な3ステップを紹介、解説していきたいと思います。

 

マイナス思考をやめるためのステップ1
「心地良い」感情・感覚を、身体で感じ、脳に新しい回路を作り、強化していく

内向型・HSPの人はリラックスすることに慣れていない人が多いです。

意識的にそういった時間を作り出さないと、防衛のまま過ごすのでエネルギー不足に陥ります。

今、あなたの生活の中で、リラックスしている場面を思い出してみてください。(実際に行動できるなら、その方が◎です)

そして、その時の感情・感覚を再現し、身体で感じてください。

なにが見えて、なにが聞こえて、身体の感覚、感情はどうですか??

ゆっくり深呼吸して「心地良い」を味わってください。

日々の生活でリラックスを意識し、深く感じることで、脳にある「心地良い状態」を強化し、安心できる場所を自分の中に作り出していきましょう。

 

マイナス思考をやめるためのステップ2
マイナス思考の沼の中で、溺れていることに「気づく」

マイナス思考から抜け出せない時は、視野がどんどん狭くなっていて、他に選択肢があることにすら気づけない状態です。

気づくという行為は自分自身を「客観視」「俯瞰(ふかん)」している状態になるので、マイナス思考の沼から抜け出す行為になります。

イメージとしては、沼の中で四方真っ暗だった世界から、「シュッ」と空中に飛び出し、青空のもと、沼を見下ろす感じです。

「溺れては、飛び出す」を繰り返すうちに、重くて辛い場所に居続ける時間は確実に短くなります。

ここで重要なポイントは、気づいた時に、マイナス思考に陥っていた自分を、責めないでくださいね。

「あ、いま、マイナス思考の沼で溺れてた」それだけでいいです。

自分を責めることは、あなたらしさを否定することになり、より強い防衛反応を生み出していきますからね。

 

マイナス思考をやめるためのステップ3
マイナス思考の本当の意味に気づき、味方につける

マイナス思考は脳の「防衛」の反応だと、ステップ1でお伝えしました。

では、なぜ、脳はマイナス思考に陥り、防衛態勢を取らせるのか??

生物学的には「生命を保存するため」かもしれませんが、内向型・HSPはそこから更に深い意味を見つけられると思います。

 

マイナス思考の役目、それは「あなた自身を大切にし、あなたを守る」ということです。

「マイナス思考」は敵視されがちですが、実は生きていくうえで、あなたの大切な味方なのです。

「マイナス思考がなければ、もっとうまくいくのに」と、最初は矛盾や抵抗を感じるかもしれません。

しかし、あなたが持っている感情・感覚は全て、幸せに生きるための「資源」となります。

マイナス思考は自己嫌悪のスタートではなく、違和感を教えてくれる「味方」だと捉えなおしてみてください。

マイナス思考に気づくごとに、自分を知るチャンスが訪れ、それに向き合うことで、どんどんと幸せ体質に近づきますよ!

 

以上、マイナス思考を改善する方法3ステップを紹介しましたが、どう感じましたか?

ステップ1で、あなたは「安心」の土台を自身の中に作り上げています。

ステップ2で、あなたは「マイナス思考」に、一方的に振り回されないようになっています。

ステップ3で、マイナス思考を味方につけ、成長のチャンスを手に入れてます。

この3ステップがうまく循環しはじめると、マイナス思考を感じた後、自動的に良い流れに自分を持っていくことができます。

マイナス思考に気づき「チャンス」と思えることで、脳も安心を覚え、自分で自分を守ることができる。

そんな好循環をあなたの中に作り、リラックスした時間をどんどん増やしていきましょう♪

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